夏の暑さに備えよう!今からできる暑さ対策

熱中症対策をしょう

日本気象協会から発表された3ヶ月予報では、今年の6~8月の平均気温は『50%の確率で高い』、つまり暑くなるということです!

令和3年札幌の熱中症の救急搬送患者数は6月が34件なのに対し、7月は213件、8月は100件と7・8月にぐっと高くなりました。(※1)

熱中症にならないために、今からできること始めましょう!

今から始めよう暑熱順化!

暑熱順化とは

暑熱順化とは、徐々に体を暑さに慣れさせていくことです。

そのためには本格的に暑くなる前に、無理ない範囲で汗をかくことが大切です。暑熱順化が進むと発汗量が増え、身体の表面から熱を逃す『熱放散』と呼ばれる体温調節機能が整っていきます。特に普段汗をかく習慣がない方は、この時期に意識して汗をかくことで夏に熱中症になるリスクを下げることができます。

暑熱順化には数日~2週間ほどかかるとされているので、まさに今時期から始めるのがベストなんですね。

何をしたらいいの?

激しい運動をする必要はありません。軽く汗をかく程度の散歩や部屋の中での体操で十分です。普段シャワーで済ませている方は湯船につかって汗をかくことも有効です。この『軽く汗をかく』というのがポイントです。

また汗をかく前後には、脱水状態にならないようにしっかりと水分を取りましょう。熱中症は水分やナトリウム(塩分)のバランスが崩れることで起こります。持病がある方は医師の指示に従って水分や塩分を摂取してくださいね。

今のうちにエアコンの試運転を!

毎年本格的に暑くなった7月になると修理依頼や問い合わせが殺到し、すぐには対応できないという事態も起こるそうです。「いざ使おうと思ったら全然冷たい風が来ない!」なんてことのないように、今のうちにエアコンの試運転しておきましょうね。

(一般的な試運転の仕方)

1.「冷房」モードで温度を16~18℃(現在の室温から-3℃)に設定し、10分ほど運転。

2.冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプがついていないかを確認。

3.さらに30分ほど運転し、水漏れがないか確認。

4.異臭や異音がしないか確認。

他にも、コンセントや室外機の周りにほこりやごみが溜まっていないかも確認するとよいでしょう。

高齢者は体内の水分量が若年層よりも少なく、体温調節機能も低下しているため熱中症になりやすいといわれています。

今から準備をして、熱中症を予防しましょう!

※1

札幌市消防局警防部救急課 令和3年 熱中症による救急搬送概要より

ホーム > 防災・防犯・消防 > 急な病気・けが > 救急出動状況 > 熱中症救急搬送

https://www.city.sapporo.jp/index.html

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