牛乳飲んで『骨折り損』にならない!させない!

年末年始に「生乳が廃棄になる恐れがある」ということで、

関連団体が消費拡大に向けてさまざまなアピールを行っていましたね。

この「生乳廃棄問題」、学校が春休みを迎えるこの3月にも起こる可能性があるとのこと。

特に骨が弱くなってくる中高年女性には牛乳がおすすめなんです!

なんと言ってもカルシウム

高齢者の食事摂取基準では1日に推奨されるカルシウム摂取量は男性750㎎、女性で650㎎となっています(※1)。コップ1杯(200ml)で約200㎎のカルシウムが摂取できるので、1日の推奨摂取量の約1/3~1/4摂取できることになります。

※1(「日本人の食事摂取基準(2020年版)」、厚生労働省、https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html

カルシウムの働き

カルシウムは骨や歯を作る重要な物質です。実は骨も新陳代謝を繰り返しているのをご存じですか?これは一生続くものなので、毎日コツコツ食事からカルシウムを取り続けることが大切です。このカルシウムの不足が骨粗しょう症の原因になります。

中高年女性は特に注意

骨粗しょう症とは骨がスカスカになりもろくなってしまう病気です。転倒やくしゃみなどのわずかな衝撃で骨折してしまう恐れがあります。閉経後の女性ホルモンの減少と関連があり、その患者のほとんどが中高年女性です。

そこで牛乳の出番です

牛乳に含まれるカルシウムは他の食品に比べて吸収率が高いことが特徴です。(牛乳:約40%、小魚:33%、野菜:19%)それは、カルシウムの吸収を助けるリンが1:1のとてもよいバランスで含まれていることや、牛乳に含まれるたんぱく質から作られる物質が小腸でカルシウムの吸収を助けてくれるからといわれています。WHO(世界保健機構)は「カルシウムの最良の補給源は牛乳、乳製品である」と記しています。

ちなみに…

骨粗しょう症予防には、カルシウム摂取に加えて、ビタミンDの摂取や骨への適度な刺激が必要です。ビタミンDは食事からの摂取だけでなく、日光に当たることで体内で生成されるので、日光に当たりながら骨へ適度な刺激が伝わるウォーキングは骨粗しょう症予防に適した運動なんですよ。

牛乳は「三大栄養素」と呼ばれる『たんぱく質・脂質・炭水化物』だけでなく、ミネラル類やビタミン類もバランスよく含まれているので、老若男女問わず定期的に飲むことをおすすめします。

骨を折って自分が損をしないように、そして、酪農家さんがくたびれ儲けにならないように、

良いことばかりの『+1杯牛乳生活』今こそ始めてみませんか?

関連ページはこちら  災害への備え

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