救急車を呼んだことがありますか?
どんなことを聞かれるのか、必要な準備はあるのか、
もしもの時にために、ポイントをご紹介させていただきます。
救急車を呼ぶのは…
『119』です。119番に電話をするとこのようなやり取りが行われます。
119:119番です。火事ですか?救急ですか?
あなた:救急です。(ポイント①)
119:住所はどこですか?
あなた:○○区○○町○○丁目○○番地です。(ポイント②)
119:どうしましたか?
あなた:○○が倒れています。(ポイント③)
119:おいくつの方ですか?
あなた:○○歳です。(ポイント④)
119:あなたの名前と連絡先を教えてください。
あなた:○○です。電話番号は……です。(ポイント⑤)
ポイント解説
ポイント①
最初に、「火事か?救急か?」を聞かれます。「救急です。」と答えましょう。
ポイント②
・住所が分かる場合は、番地やマンション名・号室まで正確に答えましょう。
・外出先や路上で住所が分からない場合は、目についた大きな建物やお店の名前、道路や公園の名称、信号機や電柱の住所表示を参考に答えましょう。場所が特定できないと、救急車は出動できません。
ポイント③
・誰が、今どのような状態なのか、などを答えます。「意識はあるか?」「呼吸はあるか?」「痛みはあるのか?」など聞かれたことを答えましょう。
【日頃から準備しておくとよいこと】
・ご家族の持病の有無や病歴、かかりつけ医、普段から飲んでいる薬はメモなどにまとめておくとすぐに答えられて便利です。
ポイント④
・年齢が分からなければおおよその年齢「○○代です。」で大丈夫です。
ポイント⑤
・場所が不明な時などに、問い合わせができるよう名前と電話番号を聞かれます。
・状況によっては、応急手当の方法を電話で指示されることがあります。できる範囲で協力しましょう。
【救急車を呼んだ時用意しておくと便利なもの】
・保険証、診察券 ・お金 ・お薬手帳
・靴 ・(冬なら上着)
慣れない状況には誰だって戸惑ってしまいますよね。
ご家族や目の前にいる人が苦しんでいれば、どうしたって動揺してしまいます。
大切なのは『聞かれたことに、答えること』です。
大きく息を吐いてから深呼吸をして、ひとつひとつ落ち着いて答えましょう。
参考資料
救急車を上手に使いましょう(消防庁)
https://www.fdma.go.jp/publication/portal/items/portal002_japanese.pdf
札幌市ホームページ>防災・防犯・消防>緊急時の連作先>正しい119番のかけかた
https://www.city.sapporo.jp/index.html
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ご存じですか?#7119救急安心センターさっぽろ (ouchi-sprt.com)
介護老人保健施設で介護福祉士として長く働き、ケアマネジャーを経て、地域密着型通所介護の所長を務めていました。
高齢者やそのご家族が、いきいきと健康的に過ごせるような生活情報をお伝えしてまいります。