災害への備え

防災グッツ

高齢者用の非常用持出品として準備しておいてほしいもの

今回は、高齢者用の非常用持出品としてぜひ準備しておいてほしいものをご紹介いたします。

◎ 薬・お薬手帳

・高齢者は持病があり薬を飲んでいる方が多いと思います。定期的に飲んでいる薬をできれば3日分用意しておきましょう。また、災害時にはストレスから頭痛や喘息などの持病が悪化したり、不眠などの症状が現れる場合もあります。それらの症状を抑える頓服薬を医師から処方されている場合は、併せて準備しておきましょう。

・お薬手帳があれば、薬を持ち出せなかった場合に、今飲んでいる薬の内容を知ることができるだけでなく、病名や病気の程度も判別することができます。お薬手帳は普段の受診時に使い、『薬剤情報提供書』(調剤薬局で毎回渡される薬の名前や写真、効能が書かれた用紙)を非常用持出品の中に入れておくのもよいでしょう。

◎ 眼鏡・老眼鏡

人間が受け取る情報のうち、約8割が視覚からの情報といわれています。

目がよく見えなければ、安全に非難することも、避難した後に情報を得ることも難しくなります。眼鏡はその人の視力に合わせて作られているので、代用が難しいものです。いつも使っている眼鏡が壊れてしまったときに備えて、予備の眼鏡を準備しておきましょう。

◎ 液体歯みがき・シートタイプの入れ歯洗浄用品

非常用持出品の中に歯ブラシと一緒に、液体歯みがきを入れておくことをおすすめします。災害時は水が貴重なので、水を使わずに口の中を清潔にできる液体歯みがきはとても便利です。口の中の清潔が保てないと、高齢者がかかりやすい誤嚥性(ごえんせい)肺炎を発症する危険性があります。誤嚥性肺炎とは、食べかすや口の中の細菌が肺で増殖し炎症を起こしてしまう病気で、時には命にかかわります。同じく、シートタイプの入れ歯洗浄用品も水を使わずに入れ歯を清潔にできるので便利です。

他にも、補聴器の電池や折りたたみ式の杖、柔らかい非常食など、標準的な非常用持出品に加えて、高齢者特有の日用品も一緒に準備するとよいでしょう。しっかり備えることが安心への第一歩です。

標準的な準備はこちら

さっぽろ防災ハンドブック sapporobosaihandobukku.pdf (city.sapporo.jp)

さっぽろ防災ハンドブック(日ごろの備え)bitiku14-17.pdf (city.sapporo.jp)

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