つるつる路面に気を付けて!

札幌は2~3月にかけて積雪のピークを迎えます。

歩道はつるつる路面が多くて、歩くのもひやひやしますね。

実は、雪道での転倒で救急搬送される人が最も多いのが2月。

そして、高齢者の割合が最も多いんです。

雪道の転倒による救急搬送の特徴

・11月~3月までの間で雪道の転倒で救急搬送されたのは合計850名。そのうち2月が315名で最多になります。

・発生場所は歩道が72.8%で最多。その次には自宅敷地内11.8%と続きます。

・時間帯は朝8時台が73名と最も多く、次いで朝9時台が72名となります。

・年齢は70代が最も多く209名、そして80代の162名、60代の159名と続きます。60代以上の高齢者が約65%を占めています。

令和2年度「雪道の自己転倒」救急搬送概要https://www.city.sapporo.jp/index.html札幌市公式ホームページ

平成30年~令和元年のデータでもほぼ同様の傾向がみられています。

高齢者におすすめ 転倒・怪我防止便利グッズ

どんなに道路が雪道やつるつる路面だからといっても、お出かけする用事は必ずありますよね。

転倒や怪我を防止するために、さまざまなグッズが売られているんですよ。

靴用アタッチメント

着脱可能な靴用の滑り止めスパイクです。つま先型や全面型があります。普段履いている靴に装着できるか、サイズがあっているか、着脱が簡単にできるか(屋内では逆に滑るので外す必要があります)などを確認して購入しましょう。ホームセンターや量販店で購入できます。

保護帽子、衝撃吸収パット付き下着

転倒時の衝撃を吸収し怪我や骨折を防止するために、帽子の内側に衝撃吸収材を内蔵した帽子や、骨盤付近を保護するパットがついた下着などが売られています。一見するとそれとは分からないようデザインが工夫されたものもあります。介護用品店やネットショップで購入することができます。

杖用アイスピック

つるつる路面で杖が滑るのを防ぎます。爪が1本のものや5本に分かれているもの、屋内で床を傷つけないように跳ね上げられるものなど複数のデザインがあります。同じく介護用品店やネットショップで買うことができます。杖を購入する時に、福祉用具販売員から購入した場合はそちらに相談してみるのがよいでしょう。

注意一秒、怪我一生

高齢者が骨折などの怪我をすると、治りにくいのもまた事実です。

一生の怪我を負ってしまわないよう、つるつる路面には十分気を付けてくださいね。

関連ページはこちら  高齢者にも良いことたくさん!旬の鮭の健康効果!

関連記事

  1. 耳が遠い高齢者

    身元保証サービスを提供している3つの民間会社

  2. 高齢者にも良いことたくさん!旬の鮭の健康効果!

  3. 公園のベンチに座って休む高齢者

    どうしよう…?街で認知症高齢者を見かけたら