ノロウイルスに気をつけよう!

ノロウイルス

ノロウイルスによる食中毒や胃腸炎は1年中発生していますが、だんだん寒くなるこれからの時期には特に注意が必要です!

ノロウイルスに感染するとどうなるの?

主な症状は、嘔吐・下痢・腹痛などです。突然こみ上げてくる噴水のような嘔吐や、水っぽい下痢が特徴で、これらの症状が1〜2日続きます。

高齢者は、これらの症状により脱水症状を引き起こしやすいので注意が必要です。

どこからうつるの?

ノロウイルスが口から体内に入ることによって感染します。

・ノロウイルスに汚染された二枚貝を生や加熱不十分で食べて感染。

・ノロウイルスが付着した手で調理を行うことでウイルスが食品に付着し、その食品を食べることで感染。

・便や嘔吐物に含まれるウイルスが不十分な処理や消毒不足で空気中に漂い、それを吸い込んでしまうことで感染。

などの感染経路があります。

非常に感染力が強いので、学校や高齢者施設・家庭内でも一人感染すると複数の感染を起こすことがあります。

予防するにはどうしたらいいの?

手洗いがとっても大切です!

新型コロナウイルスが流行してから、アルコールで手を消毒することが日常的になってきましたが、アルコール消毒はノロウイルスには効果がありません!

なので、特にトイレ後・食事前・調理前はしっかり(30秒以上かけて)手を洗いましょう。

手を拭くタオルの共用はせず、個人のものを用意しましょう。ペーパータオルを使うのもおすすめです。

かかったらどうすればいいの?

・ノロウイルスに対する抗ウイルス薬などはありませんので、脱水症状を起こさないように水分と栄養をとって安静に過ごしましょう。

・嘔吐や下痢によりウイルスが身体の外に排出されることで症状が治まってきます。なので、下痢止め薬は使用しない方がよいでしょう。

・症状が続いており、水分もとれない時は受診するのがよいでしょう。受診の際は、一度電話で相談してみるのがよいでしょう。

感染拡大防止のために

・食材はよく加熱して食べましょう。中心温度が85〜90℃で90秒以上加熱するのが目安です。

・感染者の便や嘔吐物を処理する際は、使い捨てのエプロン・手袋・マスクを着用しましょう。

・便や嘔吐物、処理する際に使用したエプロン・手袋などはビニール袋で密閉してから廃棄しましょう。

・便や嘔吐物で汚れてしまった箇所(便器や床、感染者が触れた可能性があるドアノブ・手すりなど)は消毒を行いましょう。

・消毒には、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効です。家庭用の塩素系漂白剤を薄めて消毒液とすることも可能ですし、ドラックストアなどでノロウイルスの消毒に適した消毒液も販売されています。

・消毒作業が終わったら、よく手を洗いましょう。

〈手洗い参考資料〉

札幌市ホームページ

ホーム > 健康・福祉・子育て > 食の安全・食育 > 食の安全 > 食の安全情報 > 基本は「手洗い」!

札幌市公式ホームページ – City of Sapporo

〈消毒・処理方法の参考資料〉

出典:厚生労働省ホームページ ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット

(mhlwhttps://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000182906.pdf.go.jp)

関連ページはこちら  付けない!増やさない!やっつける!食中毒に気を付けて!!

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