座ったまま手軽に行える認知症予防体操の第2弾です。
今回は指体操から少し発展させて、頭を使いながら手と腕を動かす体操です。
難易度☆ 腕曲げグーパー体操
声に出して数を数えながら、腕を交互に曲げる体操です。それに手のグーパーの動きが加わります。
[伸ばした手はパー]
1 右腕は前方に伸ばしてパー。左腕は胸の前でグー。
2 左腕は前方に伸ばしてパー。右腕は胸の前でグー。
3 右腕は前方に伸ばしてパー。左腕は胸の前でグー。
これを10まで数えながら繰り返します。
[伸ばした手はグー]
1 右腕は前方に伸ばしてグー。左腕は胸の前でパー。
2 左腕は前方に伸ばしてグー。右腕は胸の前でパー。
3 右腕は前方に伸ばしてグー。左腕は胸の前でパー。
これを10まで数えながら繰り返します。
[伸ばした手はグー]と[伸ばした手はパー]を続けて繰り返し行ってみましょう。
伸ばした手もしくは曲げた手のどちらかに意識集中させるとできるようになりますよ。
難易度☆☆ すりすりトントン体操
右手と左手で違う動きをする体操です。
(動作1)
「すりすりトントン」と声に出しながら、右手は太ももをすりすりとこすり、左手は太ももをトントンと叩きます。これを2回繰り返す。
(動作2)
同じく「すりすりトントン」と声に出しながら、右手は太ももをトントンと叩き、左手は太ももをすりすりとこすります。
(動作1) →(動作2)→ (動作1)→ (動作2)と繰り返して行ってみましょう。
右手と左手で違う動きをするのは難しいものです。まずは(動作1)をできるように練習してみましょう。
難易度☆☆☆ 三角四角体操
右手と左手を異なるリズムで動かす体操です。
(右手) 三拍子で空中に三角を書きます。
(左手) 四拍子で空中に四角を書きます。
これを左右の手同時に行います。
文字で説明すると簡単なようですが、これがとても難しいです。
空中に大きな三角と四角をイメージして、それを手でなぞるようにするとできるようになりますよ。できるようになったら、右手と左手の動きを逆にして行ってみましょう。
まずは簡単なもの、そしてできるものから始めてみましょう。
そして、徐々にレベルアップさせていくのがおすすめです。
一番混乱するのが、動作が切り替わるタイミングでしょうか。
ですが、その混乱こそが脳への良い刺激になります。
今日からできる認知症予防始めてみませんか?
介護老人保健施設で介護福祉士として長く働き、ケアマネジャーを経て、地域密着型通所介護の所長を務めていました。
高齢者やそのご家族が、いきいきと健康的に過ごせるような生活情報をお伝えしてまいります。