高血圧になりやすい生活習慣

生活習慣病予防

血圧が高くなってしまう原因はいくつかあります。年齢を重ねてくると血管が固くなったり、閉経が原因でホルモンバランスが変化したりすることが原因になったりします。ですが、生活習慣によるところも大きいんですよ…

 

 

塩分の取り過ぎ

味噌や醤油をよく食べる日本人は、塩分の取り過ぎになっていることが多くあります。塩分を取り過ぎると、血液の塩分濃度が高くなり、それを薄めようと体内の水分が血液に集まってきます。すると血液の量が増えるので、血管にかかる圧力が高くなってしまうのです。

 

 肥満

肥満の原因は食べ過ぎによるものですが、食べている量が多いと、自然と塩分も取り過ぎになってしまいます。上に記したように塩分の取り過ぎは高血圧の原因になります。そして、肥満になるとインスリンという物質が過剰に分泌されます。その影響で血液量が増加したり、末梢神経が収縮したりすることが原因となり血圧が高くなります。

 

過度や長期にわたる飲酒

アルコールを飲んだ直後は一時的に血圧が下がりますが、長期にわたり多量の飲酒を続けると血圧は上昇します。詳しいメカニズムは解明されていないようですが、アルコールによる交感神経への刺激や、電解質異常などの影響が指摘されているようです。また『酒のつまみ』にはしょっぱいものが多いので、結果的に塩分を取り過ぎ血圧が上ってしまうということもあるようです。

 

運動不足

ここでも塩分が関係してきます。適度な運動には、体に溜まった余分な塩分を排出する働きを強める効果があります。しかし、運動不足だとこの働きが十分に機能せず、体に余分な塩分が残ってしまうので高血圧になってしまいます。また、運動不足は肥満にもつながるため、間接的に高血圧の原因となってしまいます。

 

ストレス

ストレス状態が長く続くと高血圧になるのには、自立神経(交感神経と副交感神経)が関係しています。交感神経には血圧を上げる働きが、副交感神経には血圧を下げる働きがあります。ストレス(緊張)が長く続くとこの交感神経が優位な状態が続くため、継続的に血圧が高い状態になってしまいます。

 

喫煙

タバコの煙に含まれるニコチンに原因があります。ニコチンには血管を収縮させる働きがあります。血管が狭くなっても、流れる血液の量は変わらないので、血管により圧がかかってしまい高血圧になります。また喫煙は血管が固くなる動脈硬化のリスクを高めます。そのことも高血圧につながっていきます。

 

高血圧を放っておくと、障害が残ったり死亡したりする重大な病気にかかるリスクが高くなってしまいます。ですが、高血圧は『サイレントキラー』と呼ばれ、自覚症状のない人が多いそうです。

ここまで読んできて「当てはまるかも」と思う方、今日から少しずつ生活習慣を見直してみませんか。

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