7月は異例とも言える暑さが続きましたね。
皆さんは、体調を崩したりしていないでしょうか。
北海道では『お盆が過ぎれば秋』なんて言われたりもしますが、最近はそうでもないようです…。
実際の気温はどうなんでしょう
現在年齢80代の方が子ども時代だった1940年代、壮年期の1980年代、高齢者になってからの直近10年(2013~2022年)での9月の気温の変化を調べてみました。
【9月の最高気温の月平均値】
1940~1949年 22.10℃
1980~1989年 21.95℃
2013~2022年 23.26℃
【9月の最低気温の月平均】
1940~1949年 11.63℃
1980~1989年 13.40℃
2013~2022年 15.13℃ (※1)
約80年の間に9月の最高気温の平均は約1℃上昇しています。最高気温の平均値ははそれほど上がっていないと感じる数字ですが、9月の最高気温の平均が24℃を超えたのは、1961年・2008年・2010年・2012年・2019年・2020年・2022年の7回であり、ほとんどが2000年以降となっています。
そして最低気温の平均は3.5℃上昇しています。最低気温が上がっているということは、夕方や夜になってもなかなか涼しくならなくなっている、と言えるでしょう。
【9月の真夏日】
1940~1949年 0回
1980~1989年 0回
2013~2022年 8回 (※2)
真夏日とは、最高気温が30℃以上になった日ことです。
1940年代や1980年代では、9月に真夏日になったことはなかったのに対して、直近10年では9月に8回の真夏日がありました。
9月に暑い日が増えているのもまた事実のようです。
暑い日が続いたり、涼しい日が続いたと思ったら急に暑くなったりすると、体がだるくなったり食欲が低下したりしますよね。これは自律神経の乱れによるものです。
この乱れた自律神経を整えるためには、
・たんぱく質をしっかり食べる
肉・魚・卵・大豆製品などをしっかり食べましょう。たんぱく質が不足すると、内臓の機能が衰え、疲労を感じやすくなります。
・湯船につかる
38~40℃くらいのぬるめのお湯に、10分程度首までつかりましょう。血行が良くなり、代謝がアップします。
・しっかり睡眠
深部体温(体の中心部の温度)が下がる時に眠気が訪れます。入浴で体を温めて眠るとよく眠れますよ。
ニュースでは、国連総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球灼熱化の時代が来た」と発言していました。『天気や気温は昔とは違ってきているんだ』と意識して、体調管理をしていかなくてはならないのかもしれませんね。
※1 気象庁発表の札幌(石狩地方)の日最高気温の月平均値・日最低気温の月平均値の各10年間の平均値を計算。
※2 気象庁発表の9月の日最高気温から集計。
介護老人保健施設で介護福祉士として長く働き、ケアマネジャーを経て、地域密着型通所介護の所長を務めていました。
高齢者やそのご家族が、いきいきと健康的に過ごせるような生活情報をお伝えしてまいります。