地域密着型サービスのメリット、デメリットは?

訪問介護サービス

地域密着型サービスとは、住み慣れた地域で介護サービスが利用できるようにしたもの。

このサービスを利用すると、自宅に住みながら「施設に通う」「訪問してもらう」「宿泊」する3つのサービスが受けられます。

自宅に暮らしながら介護サービスを組み合わせて利用できるのが特徴。

今回は「地域密着型サービス」のメリット、デメリットをお伝えいたします。

地域密着型サービスのメリットは?

まず申請の段階で、下記の条件をクリアしている必要があります。

・原則65歳以上であること。
・要介護認定を受けていている。
・サービス事業所と同一の市町村に住民票を有していること。

上記の3つすべてに該当していれば、ご利用可能になります。

「地域密着型サービス」には、すべて合わせると10種類のサービスがあります。

これを複合サービスにまとめるで、1つの契約書でサービス契約を締結することができます。

本来、事業所ごとに契約書を交わす手間ために、家族の立ち合いも必要でしたが、
その手間が一つ減るだけで、担当者会議や契約更新の事務的な負担が軽くなります。

さらに、担当スタッフが顔なじみのスタッフなので安心感があります。

このサービスは、アットホームな雰囲気でケアしてもらえるのが最大のメリットです。

地域密着型サービスのデメリットは?

一方、デメリットとして挙げられるのは、要支援だと受けられないサービスがあるという点です。

また、「地域密着型サービス」は、自治体や区域によってサービスにバラつきがり、自分が住んでいるでは、利用してみたい介護サービスがない場合があります。

俗に言う『自治体間でのサービス格差』です。

基本的に住民票のある地域の事業所が提供しているサービスしかできないので、隣の市町村のサービスがいいと思っても利用できないのです。

札幌市内の小規模多機能型居宅介護事業所一覧表

 

まとめ

介護が必要な状態になっても、住み慣れた地域で自分らしい生活を送るための介護サービスが「地域密着型サービス」です。どんなサービスでもメリット、デメリットはあります。

検討の際には、利用者本人がこれからどんな生活を送りたいのかを話し合って、利用方法を考えてみてもいいのではないでしょうか。

参考資料

地域密着型サービスとは|10種類を一覧で紹介、最新の費用、住所地特例の内容など【介護のほんね】 (kaigonohonne.com):https://www.kaigonohonne.com/guide/care-insurance/service/community-based

関連ページはこちら  自宅での看取りを終えて~グリーフケア~

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