おうちの中で気になる場所・もの、あれこれ

女性ケアマネジャー

家族が目を外した一瞬、介護を必要とするお婆ちゃんが目の前にあったチラシを食べていました。すぐに家族が気付き、喉に詰まる前に吐き出すことができ、大事には至りませんでしたが、家庭内の事故は少なくはありません。

ですが、予め危険な場所、危険な物を頭の片隅に入れて置くと、リスクを軽減することは可能です。
今日は家の中にあるリスクについて考えてみましょう。

階段に潜む危険

階段をおりるお子さん

普段は何ともない階段であっても危険は潜んでいます。

・ちょっと薄暗かった。
・新しいスリッパに履き慣れていなかった。・・・
・玄関からお客さんの声が聞こえてきて慌てしまった。

いつもと違うことで転倒!

いつもは裸足で家の中を行き来しているおばあちゃんが、靴下を履いて滑ってしまったという話もありますから、お子さんや高齢者の様子がいつもと違うと感じたとは見守るようにしましょう。

玄関に潜む危険

玄関のバリアフリー化

家に帰ってきた安心感からほっと一息して気が緩むのが玄関。
最近の玄関は、バリアフリー対応の家が増え、段差が少なくはなりましたが、
靴を履き替えることで転倒のリスクは潜んでいます。

玄関先の事故要因としては・・・

・玄関マットにつまづく
・手すりから手を放して転倒
・床が濡れていて滑ったなど

家の中まであと一歩、気持ちもあと一歩!ふんばりましょう。

引き戸、開き戸、どちらも思いがけない事故に

ドアに指をはさんだり、ぶつかってしまった経験はないでしょうか。

イレギュラーな外部的として、庭の植木のとげに刺さってケガをした。かわいがっているペットの犬が急に吠え出して慌てて尻もちをついてしまったなど、身近な事故は潜んでいます。

特に高齢者におかれては、お風呂場、トイレでのヒートショック「急激な温度変化で身体がダメージ」による事故も発生しています。

ドアだけでなく、温度管理から気が抜けません。

温度管理が気になる人は、エモちゃんが外気温、湿度、空気の汚れを見てくれます。

一番大事なこと

住み慣れた家の中で思いがけないケガや事故を起こしてしまった自分にショックを受けているご本人さんを問い詰めないこと。

根ほり葉ほり聞き出さないこと。

本人が聞きたがる場合は状況説明をし、責めるようには言わないこと。

ご家族も一緒に居たのに、と自分を責めないでください。

安心できる家の中だからこそ、目も心も行き届く幸せな居所にして暮らしていきたいですね。

家族がいちばん笑顔で居られる場所なのだから。

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