高齢化が進み、高齢者介護をしている世帯の半数が老老介護の状態となっています。
老老介護にはどんな対策があるのでしょうか。
今回、老老介護世帯へのサポートにはどんなものが考えられるのかお伝えいます。
老老介護の対策は?
社会問題にもなっている老老介護。
ですが、残念ながらそこだけ焦点を当てた行政サービスはありません。
相談窓口が1本化され、総合的支援が理想ですが、老老介護の問題は問合せ窓口が、
役所ごとに担当部署が分かれており、探すだけで一苦です。
がしかし、介護保険サービスを利用している方は、担当のケアマネージャーに相談すれば、
状況に応じたケアプランに変更、調整してくれますので、老老介護の対策しては心強い味方
になるでしょう。
一方、介護保険サービスを利用していない方は、お住いの地域の地域包括支援センターに
相談して下さい。地域包括支援センターは、中学校校区に1つは設置されていますので、
歩いていける範囲に事務所がございます。
遠方で暮らしている家族の老老介護の対策としては、電話や帰省する頻度を
ふやし、両親の様子を注意深く見ておくといいです。
見ていて、心配なことが増えたり、様子に変化があったりしたときは地域包括センターや
ケアマネージャーに相談するようにするとよいでしょう。
あとは、ご近所付き合いも大切にすることです。
実のところ、ご近所さんは、離れて暮らす両親を見守ってくれる強力なサポーターになりえるのです。
ご両親に近所づきあいがなくとも、帰省したときは、ご近所にも挨拶しておくことをおすすめします。
そうすることで、両親の様子を見守ってくれる目が増えます。
老老介護世帯のサポート方法にはどんなものがあるの?
まずは、かかりつけ医を作り、長期的な体調管理をし、健康が維持できるようにします。
健康であれば、老老介護になったとしても、体力的な負担は軽減できます。
さらに、かかりつけ医を持つことで、介護が必要となった時の準備もしやすくなります。
介護が必要となったと感しだときには、かかりつけ医を通じて、地域包括支援センターやケアマネージャー、病院のソーシャルワーカーなど介護の専門家に相談すると適切な介護サービスを選定につながるので、かかりつけ医を作るメリットは大きいといえるでしょう。
老老介護世帯の生活体制を整える
在宅療養の介護保険サービスには、大きく分けると3つの介護サービスがあります。
1つ目が、介護士が自宅に訪問し、食事、排泄、入浴などの介護を行ってくれる「訪問介護」と本人の身体的なケアを担うサービス。
2つが、介護施設に通所し、生活支援やレクリエーションなどを受けられる「ディサービスサー」
3つ目が家族の介護負担軽減にもなる介護施設に宿泊する「ショートステイ」などのサービスです。
これらの介護保険サービスを上手に組合わせ、活用することで介護を担えご家族介護負担を軽減することができます。
まとめ
高齢化が進んでいる現代では、老老介護は避けて通れない問題です。老老介護にならないようにすることが望ましいですが、もし老老介護になってしまっても、さまざまな介護保険サービスなどを活用することで介護負担を軽減することも可能です。
困ったときには、1人で抱え込むことなく、専門家に相談するようにして下さい。
参考資料
https://kaigo.homes.co.jp/manual/homecare/basic/rourou/:【2021年最新】老老介護、認認介護の現状-対策やサポート方法は?|LIFULL介護(旧HOME’S介護) (homes.co.jp)
https://kaigo.homes.co.jp/manual/homecare/basic/rourou/:【2021年最新】老老介護、認認介護の現状-対策やサポート方法は?|LIFULL介護(旧HOME’S介護) (homes.co.jp)