あちらこちらで立ち往生する車が続出

札幌市内の住宅地では、いたるところで埋まっている自動車が続出しています。
さらに2月23日の祝日、札幌市北区屯田のショッピングセンターの屋根が雪の重さで倒壊、東区の飲食店でも建物の被害も起きています。

今年は冬は想定外な雪害で生活が混乱していますが除排雪が、道路を削らず、圧雪する方針に変えたことで、玄関前で車が埋まる異常な光景を目にしています。

今回は、立ち往生している車が多いので、雪に埋まって身動きがとれないときの対処法についてお伝えいたします。

道路はジェットコースター⁉
アップダウンの急斜面が形成され、4WDの車でも埋没

道路の半分がえぐられた生活道路 高低差は最大30cm

雪道に強い4WDですが大きな溝にハンドルを取られると脱出するのは容易ではありませんが、慌てずに操作すれば、タイヤに動力が伝わり脱出できる可能性は残されています。

脱出手順その1 慌てない

慌てて抜け出そうとしないことです。
埋まった経験が少ないドライバーほど、やってしまうのですが、無理に脱出しようとハンドルを切り替えしたり、アクセルを強く踏んでしまうことです。

もがけばもがくほど、穴は広がり脱出することが困難になるのでも車から一度降りて、状況確認をするようにしましょう。

脱出手順その2 脱出できるコースを確認をする

雪道を手で触ってみて、固い雪の方に合わせてハンドルの位置と進む進行方向を決めます。
直進、左折、右折、バックのいずれが脱出しやすいほうを 決めたら、タイヤの進行方向に、砕石、固い板、枝、段ボールなどを敷き詰めて脱出の準備をします。

脱出手順その3 低速ギアに切り替える

オートマ車であればシフトレバーをD(ドライブ)から「2(S)」や「L」にチェンジします。
低いトルクに落とすことで、パワーが強くなります。

オートマ車に慣れているとDで普通に発進できてしまうので、低いトルクを使う場面はあまりないと思いますが、ぬかるみからの脱出の際には必要になってくるので覚えておくようにしましょう。

自力以外の脱出の方法

雪道ではタイヤが溝にはまり身動きできない『亀さん状態』になることがあります。
車の腹が硬い雪に乗っかってしまうと、ウインチを使って引き上げるか、他の車で牽引してもらう必要がでてきます。

普通乗用車の場合は、牽引による手段となりますが、車種によって、牽引フックがついていない車があります。ハイエースはバンパーの一部を外して、けん引フックを取り付ける必要があります。

新車の場合は車載工具セットに付属されていますが中古車を購入した場合、ついていない場合もありますので、車載工具の有無と、どこに保管されているのか確認しておきましょう、

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