『筒型電池』と『コイン電池』と『ボタン電池』それぞれきちんと分別していますか?
特に、補聴器にも使う『ボタン電池』は市では収集しないごみなんですよ。
ボタン電池って?
電池本体やパッケージに『SR』『LR』『PR』と書かれている電池です。
それぞれ、デジタル体温計や腕時計、補聴器などに使われています。
ボタン電池は水銀が使われており、中身を取り出して資源として再利用しているので、ごみとしては収集していないんです。
ボタン電池とコイン電池の見分け方は?
「パッケージは捨てちゃったし、電池に書いてある文字は小さすぎて見えない!」という方もいらっしゃると思います。
ボタン電池は、その名の通りYシャツのボタンのように小指の先ほどの大きさで、ある程度厚みがあります。横幅は7~11㎜、厚みは4~5㎜程の大きさです。
コイン電池は、硬貨のように薄く平べったいのが特徴です。横幅20㎜、厚みは3㎜程の大きさになります。
じゃあどうすればいいの?
ホームセンターや家電量販店、補聴器を扱う眼鏡店などに回収ボックスがあります。
セロハンテープなどでくるんで、絶縁してから回収ボックスに入れてください。
テープでくるまなきゃだめ?
小さな電池を1個ずつテープでくるむのは面倒ですよね。でも、ちゃんと理由があるんですよ。それは火災の原因になるからです。
使い切ったつもりの電池でも、電気が少し残っている場合があります。プラス極とマイナス極が触れることで電流が流れてしまい、発熱や発火が起こる場合があるのです。
2018年11月大阪府吹田市のホームセンターで発生した火災は、ポリ袋にまとめて入れてあったボタン電池からの発火の可能性が高いといわれています。同様に、まとめて置いていた電池が原因と思われる火事は家庭でも多く発生しています。
使用済みの電池は、ある程度たまるまで自宅で一時保管している方が多いと思います。自宅で保管する場合も、テープで絶縁して保存しましょう。
そして、くれぐれも他のごみに混ぜて投げないでくださいね。同じく火事の原因となってしまいます。
ちなみに…
筒型電池は、びん・缶・ペットボトルと同じ日に筒型電池だけをまとめて透明か半透明の袋に入れて出しましょう。コイン電池(CR、BR)は燃やせないごみです。指定のごみ袋に入れて出してください。筒型電池もコイン電池も電極をテープくるんで絶縁してくださいね。
介護老人保健施設で介護福祉士として長く働き、ケアマネジャーを経て、地域密着型通所介護の所長を務めていました。
高齢者やそのご家族が、いきいきと健康的に過ごせるような生活情報をお伝えしてまいります。