『話す』は『放す』~話すことで介護の悩みを手放してみませんか~

介護の悩み

介護の悩み、ひとりで抱えていらっしゃる方はいませんか?

『話す』ことは介護の悩みを解放するための第一歩ですよ。

『話す』ことで得られる効果

・気持ちがすっきりする

介護をしているとイライラしたり、不安になったり、思うようにいかなかったりすることが多いですよね。そういう気持ちになることを否定しないでくださいね。当たり前の感情です。それを一人でため込んでしまうと、いつか感情が爆発してしまいます。ネガティブな感情も言葉にすることで気持ちがすっきりします。これは『カタルシス効果』と呼ばれ、心理学でも認められている効果なんですよ。

・ヒントや解決策を得られる

ひとりで悩んでいると、考え方のくせやそれまでの経験から、悩みに対する解決方法はどうしても限定的になってしまいます。人に話してみることで「そういう考え方もあるのか」という目からうろこなヒントを得られたり、選択肢が広がる新しい情報に出合えたりすることも。介護に対する悩みについては、相談窓口もいくつかあります。専門家だからこそ知っている知識や情報で悩みを解決してみませんか。

・仲間や味方をみつけられる

悩みを抱えている時って孤独を感じやすいですよね。そんな時、人に話してみると「実は私も似たような経験があって」という人と出会えることがあります。同じような境遇の仲間がいると心の支えになりますよね。また、介護は長期に渡ることが多いもの。専門職のスタッフはその大変さや悩みをよく理解しています。『話せる相手がいる』ということは、介護を続けていくための強い味方になってくれますよ。 

 もしも…

もし、思い切って人に話してみたもの手ごたえがなかったり、もやもやした気分が続いたりしたら、ためらわず相手を変えましょう。『誰かに話す』ということをあきらめないでくださいね。

介護に関する相談などはこちら

【地域包括支援センター・介護予防センター】

高齢者の総合相談窓口です。市内27か所に設置されており、担当地区があるので相談対象となる高齢者の居住地区のセンターに相談するとよいでしょう。

【札幌市認知症コールセンター】

相談員が認知症に関する相談に電話で対応してくれます。

【認知症カフェ】

認知症であるご本人、家族、専門家、地域住民などが気軽に集まれる場です。お茶を飲みながら交流したり、相談をしたりすることも可能です。

【男性介護者の交流会(ケア友の会)】

認知症の方を介護する男性を対象に講話や交流会を行っています。

札幌市ホームページ ※トップページのサイト内検索を利用すると便利です。

https://www.city.sapporo.jp/index.html

関連ページはこちら   『要支援』と『要介護』ってどう違うの?

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