お正月に食べる『お節料理』。
新年が良い年になるように、それぞれ願いが込められていますよね。
しかし、お節料理は縁起が良いだけでなく、健康効果も豊富に含まれているのです。
黒豆 ~いつまでもまめに働けるように~
黒豆で注目したいのは、その色のもとになっているアントシアニンです。
ポリフェノールの一種で、老化の原因とされる活性酸素を抑える抗酸化作用があります。
血液サラサラ効果で血流の改善や動脈硬化などにも効果があるといわれています。
ただ、アントシアニンは調理の過程で、煮汁に溶けやすい性質があります。
煮汁も捨てずに一緒に食べると、より効果的にアントシアニンを摂取することができます。
なます ~紅白でおめでたい~
大根はごちそうの食べ過ぎで弱った胃を助ける消化酵素を豊富に含んでいます。ジアスターゼは炭水化物を、プロテアーゼはたんぱく質を、そしてリパーゼは脂肪の消化を助けてくれます。
人参は胃の粘膜を保護するβ(ベータ)カロテンを緑黄色野菜の中でダントツに多く含んでいます。
年を重ねて、胃もたれなどを感じやすくなってきた、弱った胃の強い味方になります。
昆布巻き ~よろこぶ(び)の多い人生を~
昆布の特徴といえば“ぬめり”。その正体は、アルギン酸やフコイダンと呼ばれる水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は腸内環境を整えてくれます。糖類の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあります。
そして、アルギン酸にはアルコールの急激な吸収を抑える働きがあるので、悪酔いや二日酔いを防いでくれます。
実は…相性バッチリの関係なんです!
昆布巻き×なます
昆布にはカルシウムが豊富に含まれていますが、体内に吸収されにくい性質があります。なますに使われるお酢はカルシウムの吸収率をアップしてくれるんですよ。
昆布巻き×黒豆
黒豆に含まれるサポニンには血液サラサラ効果がありますが、新陳代謝を促すヨウ素も一緒に排出してしまいます。昆布にはヨウ素が豊富に含まれるので、排出されたヨウ素を補ってくれるんですよ。
お節料理は日持ちさせるために塩分や糖分が多く含まれています。
糖尿病や腎臓病などで食事制限をされている方は、食べる量に注意が必要です。
お節料理を食べる日は他の二食のおかずを減らし、量を軽めにするなどの調整をして、
お正月のごちそうを楽しんでくださいね。
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