2022年3月16日 23時36分に福島県沖でマグニチュー7.4の地震が発生。
最大震度6強。大きい横揺れで、物が壊れたり停電するなどの被害が各地で起こりました。
繰り返される自然災害から『介護を必要とする高齢者を守るにはどうすればいいのか?』
実際のところ高齢者を避難させるのは容易なことではありません。
がしかし、災害時の心構えを知っているのと知らないのとでは大違い。
そこで、今回は『誰かの支えになるための行動』についてお伝えします。
自然災害の不安は、おしゃべりで解決
先日の大きな地震とその後の度重なる余震が止まらなかった夜…。
老人施設では、不安で眠れず部屋に一人でいることにも恐怖を抱え、廊下をうろうろ
されていた方が少なくなかったといいます。
余震による不安は、寝不足や不眠につながり、体調を崩す原因にもなりかねません。
目に見えない不安には、楽しい気分でおしゃべり、明るい気持ちで丁寧に接していくことが大事です。
自然災害時は食欲不振や血圧の変動に注意
不安や不眠、疲れがたまってしまうと食事も喉を通りにくくなってしまいます。
落ち着かない生活や、体調の変化により、安定していた血圧も不安定になってしまいます。
いつもより元気がない、食事を残す量が増えた、などのサインを見逃さないようにしましょう!
心配するあまり、起きてしまった災害のことを繰り返し思い起こしてしまうような会話は、
血圧の変化が伴うので、できれば避けた方がよいでしょう。
高齢者の方は、災害時の非難を嫌がります
近所のおばあさんは、昨年最大規模の台風で近くまで避難勧告が出ていた時も「覚悟を決めたからここにいる!」と頑として家から出ようとしませんでした。
家にいたいと嘆く姿にほだされてしまいそうにもなりました。
安全と命を守るための借りられる手は常日頃から探しておくこと。
それに応じて、介護保険を利用している方はケアマネさんに相談しておきましょう。
最後に…
災害から高齢者を守るには日頃の近所づきあいが大切です。
予測できない事態だからこそ、冷静に命を守る行動を取りたいですね!