「認知症予防に」「健康維持のために」と運動や減塩などの健康習慣をすすめられて「始めてはみたものの長続きしない…」っていうことありますよね。
そこで今回は健康習慣が三日坊主にならないためのコツをご紹介します。
コツその1 目標をはっきり明確に
長続きしないひとつの要因として『何のためにそれをするのか』が曖昧なまま始めてしまうということが挙げられます。
始める理由は「(医療関係者や家族に)すすめられたから」「健康のために」ということが多いと思いますが、曖昧なまま始めてはなかなか長続きしないので、より具体的で実現可能な目標とそれを達成するために何をするかを最初に決めるとよいでしょう。
・血圧を130台にするために1日の塩分摂取量を6gにする
・認知症予防のために新聞を音読するなど
コツその2 いつやるか・いつまでやるか決める
目標と何をするかを決めたら、それを『いつやるか・いつまでやるか』を決めましょう。コツ1の例で挙げたように、毎朝新聞を読む人であれば『新聞を読む』という行為に『声に出して読む』という行為をプラスし、現在習慣として行っていることと一緒に行うのが長続きの秘訣です。
また、新しいことを始めた時は『いつまでやるか』を決めることも大切です。『まずは1週間』など期限を決めてみましょう。自分で実施できそうな期限を決めて、まずは実践してみる。続けられそうならそのまま継続すればよいですし、難しそうであれば実施する内容を見直してみるのがよいでしょう。
コツその3 成果を見える化
実施したことを『見える化』するとやる気が長続きします。
『自分はこれまでにどのくらいやったのか』『目標にどのくらい近づいているのか』がわからないと続ける意味を見失ってしまいますよね。
『血圧を下げたい』という目標であれば毎朝の血圧を、『新聞の音読をする』と決めたのならばその証を、カレンダーや手帳に記していきましょう。スマートフォン利用者であればアプリを利用するのもおすすめです。日々の成果が目に見えると達成感を味わえますよ。そして、その達成感が長続きの秘訣なのです!
コツその4 たまにはご褒美
せっかく頑張って続けていても、何も良いことがなければ長続きはしませんよね。それが努力や我慢を要することであればなおさらです。特に健康習慣を続けるためには、物事を長い目で見つめる必要があります。
『ひと月減塩生活を続けたら好物のラーメンを食べる』など頑張った先に報酬があれば、「それまで頑張るぞ!」と気持ちが入りますよね。
まもなく2022年が終わり、新しい年を迎えます。
『一年の計は元旦にあり』という言葉もあります。
新しい年から新しい健康習慣始めてみませんか。
介護老人保健施設で介護福祉士として長く働き、ケアマネジャーを経て、地域密着型通所介護の所長を務めていました。
高齢者やそのご家族が、いきいきと健康的に過ごせるような生活情報をお伝えしてまいります。