10種類の地域密着型サービス~複合サービス~

介護施設

「地域密着型サービス」は大きく分けて、訪問サービス、通所サービス、複合サービスがあります。その中の複合サービスについて、具体的にどのようなサービスなのか簡単に紹介します。

10種類の地域密着型サービスの複合サービス①~小規模多機能型居宅介護

「小規模多機能型居宅介護」には、通所介護(デイサービス)、短期入所生活介護(ショートステイ)、訪問介護を組み合わせて利用できる3つのサービスがあります。

小規模多機能型居宅介護の利点は、3つのサービスを同じ事業所から受けることができるので、いつもの介護士さんから介護を受けることができるので、安心して利用できるメリットがあります。また、サービスにかかる費用も、利用頻度に関わらず一定なので、利用限度額を気にせずサービスを利用できるのもうれしい点です。

小規模多機能型居宅介護を利用することで、3つのサービスを併用しながら、臨機応変に対応できるのも在宅介護をしているうえで大きなメリットとなります。デメリットとしては、小規模多機能型居宅介護のケアマネージャーに変更しなければならないこと、3つのサービスとも小規模多機能型居宅介護の事業所で契約しなければならないことです。

10種類の地域密着型サービスの複合サービス②~看護小規模多機能型居宅介護

「看護小規模多機能型居宅介護」は、小規模多機能型居宅介護に加えて、訪問看護も利用できるサービスです。終末期の在宅介護を行っている方にとって、医療的ケアが欠かせないものになります。

①で紹介した小規模多機能型居宅介護のサービスに加えて、訪問看護サービスがあれば、体調急変時なども安心できます。訪問看護が必要な方は、看護小規模多機能型居宅介護を利用することで、契約などの手間も省けるメリットがあります。

まとめ

住み慣れた地域で介護を受けられる体制を充実させるために誕生したサービスが、「小規模多機能型居宅介護」「看護小規模多機能型居宅介護」です。複合的にサービスを利用できるので自宅療養との組み合わせがしやすいといえます。

参考資料

地域密着型サービスとは|各種類のサービスや対象者の特徴まで徹底解説!|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン (cocofump.co.jp)https://www.cocofump.co.jp/articles/kaigo/75/

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