10種類の地域密着型サービス~施設サービス~

「地域密着型サービス」は大きく分けて、訪問サービス、通所サービス、複合サービスだけではなく、施設サービスもあります。具体的にどのようなサービスなのか簡単に紹介します。

認知症対応型共同生活介護

一般的に「グループホーム」と呼ばれている施設です。認知症の方を対象とした施設で、24時間スタッフが常駐しています。身体介護、リハビリなどのサービスを受けながら、認知症の症状が進行しないように、日常の家事などを入居者で分担して、一人一人に役割を持たせて生活をしています。1ユニット9人以下で構成されているので、家庭のようなアットホームな環境となっています。

地域密着型特定施設入居者生活介護

介護保険法により定められた基準を満たしている施設には、「介護付き有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」「ケアハウス」「養護老人ホーム」があります。その中でも、地域にある入居定員30人未満の小規模な介護施設で受けるサービスを「地域密着型特定施設入居者生活介護」と言います。この施設では、食事や入浴、排せつなどの介護、機能訓練を利用することができます。

地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護

要介護者を対象としているサービスで、定員30人未満の小規模な特別養護老人ホームとなっています。食事、入浴、排せつなどの介護を受けるだけではなく、その方に応じた機能訓練を受けることもできます。介護度の高い方が利用していることが多いので、介護に精通したエキスパートから質の高いサービスを受けられるのが魅力的なところです。

 まとめ

介護度が高くなったりして、在宅生活が難しくなったときに選ぶのが施設介護となります。施設であっても、住み慣れた地域で生活できるような仕組みとなっているのが地域密着型サービスです。どの施設もストレスなく、安心して生活できるよう、小規模となっているのが大きな特徴です。

参考資料

地域密着型サービスとは|各種類のサービスや対象者の特徴まで徹底解説!|サービス付き高齢者向け住宅の学研ココファン :https://www.cocofump.co.jp/articles/kaigo/75/#12

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